メインはバックエンドですが、これからインフラタスクもやっていくので手始めにAWS SAAを受験して782点で合格しました。10日間くらいに詰め込んで学習をしたので、その際の学習プロセスや教材を共有します!
巷には様々なSAAに関する合格体験記で溢れかえっていて同じ様な情報も多いですが、本記事ではやらなくていいことなどもお伝えできればなと思います。
結論は先に書くと、Ping-tさえやっていれば基本的にはOKです。Udemy模試についてはやらなくて大丈夫です、むしろやらないほうがいいです。
ちなみに、CLF(Certified Cloud Practitioner)は全く受ける必要はないと思っています。AzureでFoundationalレベルの試験を過去に受けたことがありますが、各リソースを覚える程度でしかないので、AWSもFoundationalは同じようなものだと思っています。
はじめに
SAA取得のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
メリット
システムデザインは大げさかもしれないですが、よくあるパターンなどを学べることは有益かと思います。特にAWSだからといういうよりは汎用性を意識して、AWSのリソースならこう言うリソースがある くらいの意識が良さそうですね。
- AWSを通じて王道の設計パターンやシステムデザインを学べる。
デメリット
オンプレミスとのデータ移行系など、恐らく実用的では無いだろうことも含まれていて範囲が結構広い印象です。資格取得のためと思って、割り切りましょう。
- 試験範囲が広く実用的ではないことも網羅する必要がある。
学習
教材
実際に使ってみた教材は主に3つです。
Ping-t
最強WEB問題集AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA-C03)
言わずとしれた資格対策の最強のサイトで、このサイトだけで基本的には十分です。
SAAの問題集は有料になってしまいましたが、必要経費なので絶対に購入しましょう。
全部の問題を解き、よくある設計パターンや基本的なところは抑えましたが、全て完璧に覚えたという状態ではなかったです。それでも合格できました。
udemyハンズオン
【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
ハンズオン形式で構築しながら学べる動画です。
私の場合はVPC・IAM・ECS・ALBなど基礎的なところだけを実際に構築してみました。全部で50時間弱の動画となっているので、全部やるのはオススメしません。
また、動画だと操作に従うだけになりがちだと思うので、少し寄り道してこう変えたらどうなるのかなと検証しながら進めると理解が深まると思います。
Udemy模試
【2025年7月版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
6回分収録されていますが、2回分を解いたところで辞めました。実際にレビューを見ていただくことをオススメしますし、概ね同様の感想を抱いています。もし同じ試験を受けるのであれば1回分も解かないと思います。
スケジュール
まずは試験日を先に決めて10日先に設定しました(※確か24時間前までキャンセル)。
オンライン自宅受験もできますが予約に限りがあるのと、テストセンターも案外埋まっているので早めに日程を決めるのをオススメします。ダラダラと長引かせたくなかったので先に日程を決めてから、試験学習を始めました。
試験10~8日前
Udemyハンズオンで実際にリソースを作成して学習していました。特にVPC・IAMに関してはガッツリ触って基本的な理解を深めました。これはやってめっちゃ良かったと思います。本音を言えば他のちょっとマイナーなリソースも一通り触りたかったですが、一旦は業務で使わないだろうと割り切ってハンズオンを終了しました。
試験7~4日前
Ping-tをやり、わからないところはAIと会話しながら進めました。これが最強ですね。
この段階では、各リソースに対する基本的な問題はまあ分かる、試験レベルの問題については一旦解いたけど分からないことの方が多い、という状態でした。
試験3~1日前
Ping-tに加えてUdemy模試をやり始めました。2回分をやったところであんまり問題の質が高くないなと感じ、レビューを読んでみたところ案の定同じ様なコメントが多数ありました。なので、この模試は捨ててPing-tに全振りしました。
前日の段階ではPing-tの基本問題はほぼ分かる、試験レベルの問題もキーワードなどでギリわかる、けどガッツリ本質的にはわかってはない、みたいな状態になりました。
ぶっちゃけ受かるかどうか不安でした笑
当日
前日までに完璧にしたかった問題がまだ60問くらいあったので、最後にさーっと目を通して終わりました。
結果は782点で合格しました。
正直、試験中にPing-tより全然簡単に感じてしまい絶対受かるなと思いました。
11時に試験を開始しましたが、21時くらいには結果がわかりました。
まとめ
結論は試験対策としては Ping-tをやりましょう!
ただPing-tをやるだけだとテストのお勉強になってしまうので、VPC、IAM、ECSやALBなどの基本的なリソースは構築しながら進めると有意義ですし、理解の定着にもなります。
Tips
Ping-t以外に試験合格のtipsとしては以下の2つがあります。
問題を超よく読む
選択肢を選ぶに当たって、キーワードが設問に散りばめられています(可能性を重視、コスト重視 など)。それらのキーワードを確実に拾うトレーニングをすることが大事だと思います。本番の試験は130分で大変ですが、時間が足りなくなることはまず無いので、じっくり読んで回答することを練習するのが良いと思います。
捨て問
65問ありますが、15問は採点されないです。実際に受けた感触として、これ採点されなそうだなという、毛色の違う問題が確かにありました。試験中はあまり気にしても意味が無いので割り切って確実に取れる問題を取りこぼさないようにしましょう。